勝手にTJAR選考会レポ(その2)
五色ヶ原山荘通過まで2時間とみていたのでここまでは順調だった。
しかし山荘を過ぎた雪渓の上りで転けた時はヒヤリ;;;
どうも集中しきれてないみたいでこんな時が危ない、
取りあえず明るくなるまではゆっくり進む事にした。
何となく本調子ではないない事は分かってたが
雨も降って来たせいか、いきなり疲労感が襲ってきて眠気が。。。
筋肉も痙攣気味
越中沢岳
この辺りでやっと参加選手の一人をパスできた。
4:34スゴ乗越し
ここから薬師岳までが長い上りでここのタイムが今日最初の肝になるところ
といっても先は長いので無理するのではなく本来だと心拍数を見ながら行きたかったが
心拍系の付いた腕時計はどこへやら・・
やっと明るくなってきた。
こんな雪渓がいたる所に・・
薬師岳へ近づくにつれガスと小雨と風が強くなり、未だ不調のアタシにはこの辺りが精神的にはかなり堪えた。
7:10 薬師岳
お腹がすいていたが寒いのでこのまま太郎平の水場までは下り
そこで補給する事に
ここでまた1人選手をパスできた。
どうやらこの雨と雪渓で疲労されてるみたい。
8:11 水場で補給して太郎平小屋を通過
ここから黒部五郎岳の肩までが最も長〜い上り
走れるところはキッチリ走りタイムを縮めなければこの後が辛くなる
踏ん張りどころ。
この辺りでやっと身体の動きも良くなってきた。
前を追うが姿は見えず30分は離れているのが分かった。
10:45 黒部五郎の肩
ここからやっと下りだが、下り出しはガレ場で走れず慎重に下りる。
黒部五郎の渓谷
ここが唯一のいい眺めだった。
ここから小屋までは小走りで
11:50 2個目のパンをかじりながら黒部五郎小屋通過
ここからまた水俣蓮華岳まで上りが続く
13:04 水俣蓮華岳 本日初めて地図で確認
この先の巻き道がどれくらい先か忘れていた。
ここでガイドを含めた何人かの登山者に声援を受けた。
聞かれたので「立山から来た」と答えると
期待通りの反応、そりゃそうでしょうネ!
ここからアップダウンを繰り返し、双六小屋まで
下りは走り上りは急ぎ足で
今年もサンダーバードがお出迎え
(追いかけなければ近寄ってくる事も)
14:05 双六小屋 到着 ここまでは予定通り
小屋でうどんを頂き14:25最後の難関
西鎌尾根へ
約10年ぶりのコース。
辛いのは覚悟していたが、それでも予想以上の過酷さがあった。
そして疲労もピーク、脚が上がらなくなってきた。
雨風も酷くなりガスで先が見えず脚も上がらず何度も立ち止まった。
精神的にもかなりしんどかった。
しかし、タイムは予定通り
槍の肩には17:30には到着
暫し、携帯の電源を入れ電波が入るか試してみるが
どうやらギリギリ、送信は難しいので諦めた。
ここから槍沢を下り上高地までもう上りは無い
頭の中では、4時間半後には到着すると思っていたのが
最大の誤算だった。
ガレ場を下り始めると最初は腿の筋肉がやられ
その後、足の裏も痛くなってきた。
急な下りはもう走れそうになかった。
暗くなるまでに雪渓を抜けようと焦ったのもあり雪渓で迷ってしまう。
冷静に見れば分かるのも疲労のせいで判断力も鈍って来てるのが分かった。
暗くなり、このままでは走れないと思い
5分程靴を脱ぎ、靴下を新しいのに替え、最後の補給パワージェルを食べ
後はゴールを目指すのみ
それでも横尾に下りた時は既に10時半を回ろうとしていた。
小屋の人にこんな時間に何処から?
と聞かれ
「槍沢からです、上高地は後どれくらいですか?」
と聞くと、
「2時間はかかるけど走ると1時間くらいで行けるかも」
しかし、満足に走れる脚ではなかったので兎に角急ぐ事に
すると単調な林道のせいか疲労で眠くなってきた。
当然といえば当然!23時間動いているし
その前日は、3時間程しか寝てないのだから
林道を小走りで移動するも、目は起きているけど
頭の中は夢を見ている様だった。
いろんな声が聞こえてくる。
テレビつけながら寝るとよくある状態
一人でボケて突っ込んでる様な、会話になってない会話が続く
何度か別れ道で地図を見ながら冷静に判断出来ない自分に焦った。
時々『ハッ!』と気が付くと自分がちゃんと間違えずに来たか不安になることも
暗闇の中デジカメを見るともう残り30分しかなかった。
正直もう無理かもと思ったが、上高地まで、もうすぐなのかも・・とも思い
無理矢理走り出すと少し脚が動く様になってきた。
するとやっと上高地の灯りが見えてきた。
23:44 河童橋 到着
今回、今の自分に最も大事な事
「最後まで諦めない」という事を教えてくれた山行でした。
独りだと諦めたかもしれません。
選考会の選手の方々と御一緒できてよかったです。
ありがとうございました。



















































